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<レビュー>
加山又造が現代日本画における最も代表的な画家の一人であることはいうまでもありませんが、その製作活動は、伝統的な日本画にとどまらず、きわめて広範囲にわたっています。
絵画の作品としては、軸装や額装などの一般的表現形式のほ他に、屏風のような大画面に挑戦して数多くの秀作をうみ出したり、版画などの小画面の仕事にもきわめて個性的な画境を展開しています。
また、本来の絵画以外には、陶磁器や陶壁の製作、着物や帯などの染色品の絵付、緞帳やタピスリーのデザイン、扇面、団扇、羽子板などの絵、書籍装画や雑誌の表紙絵、更には航空機の内装画や自動車の車体装飾にいたるまで手掛けています。
その広範囲にわたる加山又造の作品を絵画を中心として
大判の迫力ある大画面で加山又造芸術を鑑賞できます。日本独自の美「わび」「さび」を堪能して下さい。
函のヤケ・キズ・シミあり。本誌は、布張りの表紙、裏表紙、奥付ページ等に経年による薄シミが若干みられますが、中は比較的綺麗な状態です。
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